児童福祉センターにてついに発達検査の日がきました。(結果はこちら境界知能から通常級へ)
この時は4歳くらいで、様子をまとめるとこんな感じでした。
・基本寡黙。「なんかずっと後を付いてくるんだよ!」とお友達にも言われてしまう(涙)
・3語は話すけど若干微妙。「ここおうち(な)の?」とか
・運動面は概ね普通。全く外嫌いだったのが多少は改善され活発になってきた。
・手先はちょっと不器用気味。元々左利きだったのが右利きに変わったことで、はさみもどっちの手で行うのか一瞬迷っていたりした時期

検査には私も付き添いました。1時間くらいの検査だったからちょっと疲れてたけど頑張って受けてました。内容はあんまり覚えてないけど、木製の板に動物とかの絵が描いてあって担当の人が指さしていくのをまねていたり、正直あんまりできた感はなかった。。
発達検査の結果は72。まあこんなもんなんだなという印象でした。
以前の記事:発達検査はなぜしないのかでも書いた通り、心理士さんには数字に翻弄されてはだめ、と言われました。
では療育の意義はなんなのでしょう??心理士さんが私におっしゃったのは
「療育はその子の特性を治療をする場所ではないんです。あくまでも寄り添う場所の一つでしかありません。特性をもつお子さんは通常の社会で生きていくのが苦しく、居場所もなく孤独を感じる子もいます。しかし園などでは個別で配慮するのが難しいので、我々が寄り添って対応することで本人が自信をもってまた社会に出られるようにサポートしてあげる場所なのです。」
「ですが早期療育をおススメする場所も昨今多いことから、療育に通えば改善するといわれたのに改善するどころか悪くなっている!責任を取ってください!とおっしゃる方もいます。でも療育は「治療」の場所ではないのです。」
「最近早期療育の波で沢山の方が発達検査を受けます。しかし本当に受けるべきか。これは本当にご家族で話し合った方が良いです。何故かというと親御さんが数値にショックを受け、値を上昇させることに躍起になり、虐待ともみえるような行動も見られます。こういった行為は増々自体を悪化させ、最悪なケースにもなってしまうかもしれません。なので発達検査はどんな結果でも受け入れられるというならば受けてもいいと思います。」
長々と書きましたがまとめるとこういうこと。
・療育は発達障害や知的障害の治療をする場所ではない。あくまでも当事者の一つの居場所であり、フォローの場所。
・発達障害や知的な遅れがある子は先生が個別に見れないケースが多い。だから療育は個別のサポートをしてその子の自己肯定感、自信を向上させ一般社会でも生活できるようになることを目指す。
・療育に通う=必ず改善するではない。もちろん伸びる子もいればそうじゃない子もいるという現状
・発達検査を安易に受けない。数値にショックを受け、行き過ぎる教育をしたりすることがみられる。「どんな結果でも受け入れる」その覚悟を持って受けた方がいい。
なるほど。確かに私が抱いた療育への違和感はそういうことかと。つまり改善を目的としていないので、とりあえず子供が取り組めそうなものを中心に課して自己肯定感を上げようとしていので改善するのかな。。という不安。
でも療育に通ってすごい伸びた!という子もいるのでやっぱり継続して通うべきか、どちらにしろ改善を目的としていないのであればもっと具体的な方法を考えるべきか、と悩む時期でした。